五十肩の治療(症例5)

痛みの原因は患部にないことも多くあります。

60歳女性、1年程前から右肩に痛みが発症し、徐々に腕も挙がらなくなってしまいました。 ひどい時には痛くて夜中に目が覚めてしまう事もあったそうです。病院では五十肩と診断され 注射と湿布の治療をしたので一番痛かった時よりは痛みは落ち着いていましたが、肩を動かすと 痛くてある程度のところまでしか動かせない状態で来院されました。 五十肩とは正式には肩関節周囲炎といい、四十肩も同じです。その名のとおり肩関節のまわりで 何かしら炎症がおきてしまい痛みが出てしまいます。四十、五十肩はその痛みのせいで動かさなくなって しまい、肩関節が硬く(拘縮)なり炎症期がすぎても肩を動かすと痛みを伴なっていました。

評価と検査

まずは肩の動きから確認しました、腕を前に挙げる動きも勿論よくありませんでしたが(肩関節の参考可動域は180度です) 90度位で痛みを伴い腕が挙がりません、他の動きも全体的にわるく痛みが伴いました。姿勢を確認したところやはり悪く、ひどい猫背になっていて骨盤もゆがんでしまっていました。

施術とアドバイス

まず注目したのがお腹の筋肉です。お腹を調整すると肩が挙がってきましたが痛みは変わりません。 次に太ももの調整をしたところ160度位まで腕が挙がってきましたが痛みに変化がありませんでした。 そこで胸を調整すると180度まで腕は挙がりましたが、まだ痛みが残ったので最後に 左腕の調整をするとほとんど痛みを伴なわず腕を挙げる事ができました。長い間、肩を動かせていなっかたので硬さはありましたが、普段から肩を動かしていただき、その後、数回の治療でほとんど改善する事が 出来ました。この方の肩の動きを一番じゃましていたのは猫背でした。肩関節は動かさないと特に硬くなりやすい 関節なので日頃から姿勢を意識し、肩をよく動かすようアドバイスさせて頂き治療を終了させて頂きました。

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